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SHINKI/NEAR TO YOU Phase02-4 gavotte 「ヒューマノイド・インタフェイス?」 「そう。人によって呼び方は様々だが、ようは人体を模した駆動義体の総称さ」 現在の2030年代に入ってから、人は様々なロボットを実用化してきた。 武装神姫もそうしたロボット開発の中で創り出された、人のパートナーとしてのアンドロイドの一種だ。 武装神姫は日常生活におけるマスコットとしての要求から、その大きさは14から15センチとなった。その一方、医療における義肢・義体の研究、純粋労働力としての可能性の研究としてのロボット開発も行われていた。駆動義体とは、そうした目的で作られた人体、もしくはその部分的な要素を模した機器のことを指す。 「でも、等身大の駆動義体なんて存在するのかしら?」 ふたり仲良く首を傾げる伊吹に、神楽さんがちっちっちっと舌を鳴らす。 「何だってアンダーグランド……裏社会は存在するものさ。表向きにはないとされているものが、本当に存在しないとは限らないのだよ?」 神楽さんの話によると、一般レベルでは様々な法・倫理的な問題で人間大のアンドロイドは実在しないとされている。が、裏の社会ではすでにそういったものの開発に成功しているらしい。 驚くシュンたちだが「考えてもみたまえ。全高15センチのオート・マタが存在するんだ。だとしたら、それを等身大にしたものが開発されていても、何ら不思議なことはないだろう?」と神楽さんに言われると、なんとなく納得できる。 確かにたった全高15センチほどで、あれだけの機能を備えた武装神姫がすでにいるんだ。むしろ、技術的な面で言えば人間を模したロボットを作るなら、人間と同じ大きさの方がいろいろと面倒がないんじゃないか? 「早い話、そういうことだよ。実験目的、研究開発、または趣味嗜好などなど……アングラなところでは様々な需要があるのだよ」 具体的にはどんな?――試しにシュンが聞くと、神楽さんは「君は知らなくてもいいことだよ」といい笑顔で返された。 みんなの方を向くと「シュッちゃんにはまだ早いわよ」と伊吹にいい笑顔で肩を叩かれた。 「いや、待てよ? 何かすっげー気になるんですけど……」 「…………えいっ」 「イタタタタッ!? ちょっ……足っ、足踏まれてるんですけど、伊吹さん!? つーか本気でいたっ……痛い、痛いってのっ!?」 耕一とチカが苦笑する。なんかその心配する表情がグサッとくるのは何故だ? 「ま、戯れるおふたりはそっと無視しておくとして……そのヒューマノイド・インタフェイスというものを使えば、チカさんが本物のヴァイオリンを弾くことは可能なのですね?」 「そうさ。しかし何ぶん非合法……げふっげふん。あ~、あまり良い子のみんなはまねをしてはいけないよ的な代物なので、いくつか制限がある」 神楽さんは指をひとつ立てる。 「まず、このことに関しては他言無用とすること。ここに集まったメンバ以外には、秘密を厳守してもらう。これは君たちのためでもある、絶対に他には喋ってくれるなよ」 ふたつ目の指。 「ひとつ目から分かると思うが、この方法での演奏を一般人の前で行うものNGだ。あくまでも必要最低限の関係者だけを集めた……まあ、ごく内輪でのリサイタルということになるね」 みっつ目。 「この方法ができるのは、今回一回のみだ。……別にバトル前に言っていたことは、ハッタリという訳ではないのさ。調達できたといっても、引っ張り出す名目をでっち上げて今回限りという取り決めとなっている。つまり――」 そこで神楽さんは耕一とチカを見て、ニヤリと笑った。 「あとから、あの時やっぱり本物のヴァイオリンを弾いておけばよかった……なんて後悔の念を抱いても、残念ながらもう協力はできないよ?」 ギョッとした顔でみんながチカを見た。 みなの見つめる先で、チカは驚いた眼差しを神楽さんに向ける。 「そんな……いえ、そういうことじゃなくて……。でも……」 「チカさん、あなた自身が疑問に思ってしまっているのではないのですか?」 今まで黙っていたゼリスが、ゆっくりと口を開く。 「本物のヴァイオリンを弾くことが、本当に自分の音色を見つけることになるのだろうか――と」 ゼリスの言葉に、ビクリとチカが肩を振るわせる。 「本当はもう気づいているのでは? ――本物のヴァイオリンがなくとも、あなたの創るべき音色は、その胸の内にあるということに」 チカがギュッと自分の胸に手を当てる。そこに息づくもの――神姫の感情中枢たる機関〝CSC〝。そこから紡がれる彼女の心――自らのマスターを想う気持ち。 「例え私たちの手足が人を機械的に模した縮小に過ぎないとしても、ヴェイオリンの音が電子的に再現された複製に過ぎないとしても、それを奏でるあなた自身――CSCから産まれる私たちの感情は、心は。まぎれもない私たちの――あなた自身の本当の想いです」 「私自身の――想い」 ポツリとチカが呟いた。 ――それはとても大切なもの。でも、それが実際何なのかは分からない、見えないもの。 だから、みんな勘違いしたのだ。 ――それは人間だって、自分自身のことだって、何かと問われれば明確な答えなど返せない。すごくあやふやなもの。 チカ自身も勘違いしていたこと、手段と目的を取り違えていたことに。 ――心。 それにゼリスは気づいていたのだ。そのために独りで反対したり、ワザと邪魔をしてみせたりしたのだ。 すべては本当に大切なことを気づいてもらうために。 ――それは、確かに誰もが持っている。人も、神姫だって。 ゼリスは最初からチカのことを、同じ立場の親友として、誰よりも心配していたんだ。 「大切なのは、弾く楽器ではなく、誰かを想って音楽を奏でるあなた自身です。あなたは、あなたの音色を奏でればいいのですよ」 ゼリスはチカの肩に手を置き、瞳を真っ直ぐに見つめた。その彼女の瞳、朝露に濡れた新緑のようなそれは、優しい色。 「私は……」 チカがその唇から、言葉を搾り出す。彼女の小さな体の中では、様々な葛藤が駆け巡っているのだろう。 「そのくらいにしておきたまえよ、ゼリス君。その先は彼女が一番良く分かっているはずさ。後は彼女自身の問題だよ」 ぐるりと神楽さんが一堂を仰いだ。 この場にいる誰もが、温かい目でチカを見守っていた。 チカがどんな答えを出そうと、誰もがそれを肯定する……と。 「さあ、命題だ。仮初の人の身を得、真のヴァイオリンという名のイコンを求むるか、否か――。君はどちらを選ぶんだい?」 悩める少女は、側らに立つ、最も大切な人の顔を仰いだ。 そこにあるのは、彼女の大好きな優しい笑顔。どんな答えを出そうとも、その意思を尊重する。彼女を認めると言っていた。 それに勇気付けられ、チカは静かに口を開いた。 「私は――」 ♪♪♪ 開幕。 シックな装いに身を包んだ彼女を、燕尾服を着込んだ少年が付き添う。 優しく差し伸べられた手を、白い小さな両手で大切に包む。 招かれた場所は、とある屋敷の一室。 観客は少年少女とふたりの人形、黒い影法師。 彼らに囲まれて、車椅子に佇むひとりの老紳士。 五人は彼女に勇気と奇跡をくれた、魔法使い。 老紳士は大切な家族。彼女の隣に立つ少年にとっては師。 彼女にとって、音の素晴らしさを教えてくれた恩師。 緊張した彼女を察して、隣に立つ少年が笑む。 優しい笑顔、大好きな笑顔。それだけで体を包む緊張という鎖から解き放たれていくのを、彼女はその身に感じた。 彼女を想い集まってくれた人たちへ、今日という日を与えてくれた喜びに、感謝を込めて。 少年がタクトを取り出し、少女はヴェイオリンを手に取る。 それは今宵一夜限りの。 慎ましやかで温かな、彼と彼女の音色のリサイタル――。 ♪♪♪ 六月といえば梅雨だ。先週までの雨も途絶え、今週の日曜は朝から暖かな日差し。 梅雨前線と高気圧のおしくら饅頭も、どうやら軍配が上がるのはもうすぐそこだ。 「今年の夏は暑くなるかなぁ~」 「そうですね。記録的な事例から、空梅雨のあとは猛暑が訪れる確率が高いと言えます」 だかだらとベットに横になりながら、なんとなしのシュンの独り言に、机の上から返事が返ってくる。 どうやらゼリスはシュンの机の上に陣取っての、ネットサーフィンの最中らしい。 「ぢゃんぢゃぢゃ~ん、優ちゃん登場!」 ガチャリとドアが開き、妹の優が部屋に入ってきた。 そのままニコニコ、ささっと机に向かい「何してるの?」とゼリスに話しかける。 わいのわいのと今度は優も一緒になって、ふたりはキーボードをカチャカチャしだした。 「お前ら、人の部屋に勝手に入ってきて騒ぐなよ……」 無駄だと分かっての投げ槍な講義は、キャアキャア騒ぐふたりに黙殺される。 シュンは読んでいた雑誌を放り出して、ベットに身を投げ出した。 あ~あ。日曜の朝から騒がしいヤツらめ。 「あっ、新着メールが届いてる。差出人は……チカちゃん?」 「そのようですね」 その遣り取りにシュンはハッとベットから身を起した。 あの一見以来、耕一たちとはまだ一度も連絡を取っていなかった。今ふたりはどうしてるんだろう? 「……ふむ。おふたりともあれから元気にしていらっしゃるようですね。耕一さんの音楽の修養の方も、チカさんのヴァイオリンの方も、順調に励んでいらっしゃるようです」 「そうなのか?」 シュンも優の後ろから、PCモニタを覗き込む。三人一緒になって同じ画面を覗きながら、ゼリスが文面を読み上げる。 「それで……ほう。おふたりは今度ヨーロッパに旅立たれるそうですね」 「ヨーロッパ?」 「はい。どうやら本格的に音楽の勉強をするために、耕一さんが留学なさるそうです。それにチカさんも一緒なさるそうです」 モニタに映し出された文章では、以前から海外留学の話があり悩んでいたが、最近になってやっと決心がついたので、ふたりで欧州に旅立つことにした事。向こうでもお互いに支えあって頑張ることなどがしとやかな文面で綴られ、最後に『しばらく逢えなくなってしまうけど、帰ってきたら必ずまたみなさんをヴァイオリン演奏にご招待致します』と締めくくられていた。 「そっか……ふたりとも頑張ってるんだな」 シュンの言葉に、ゼリスがこくんと頷いた。 あの日見た、ふたりの互いに寄り添う姿。きっとふたりなら遠い異国の地だって、うまくやっていけるに違いない。 感慨深げに目蓋を閉じるシュンとゼリスに、ひとり優だけが憮然とした顔をする。 「チカちゃんって、前に家にやってきたヴァイオリンの神姫だよね? そういえば、私だけあの後何があったか聞いてない。私だけ仲間はずれ~えっ! 結局チカちゃんは本物のヴァイオリンを弾けたの?」 優がぷっくり頬を膨らませる。シュンは苦笑しながら優の頭をポンポン叩く。 「別に仲間はずれにしてないっての。あの後なあ……」 と、そのとき聞きなれたメロディがどこからともなく聞こえてきた。開けっ放しのドアから、優の部屋の細工時計が10時を告げる音色を運んできたのだ。 「あ――っ!? もうこんな時間。黒猫キッドが始まっちゃうよ~っ」 「うわっと?」 いきなり優は奇声を上げると、椅子の上でピーンッと飛び上がり、大急ぎでリビングへと駆けていく。 ……そんなに慌てるほど大事か、黒猫キッド。 「ふう、慌てて階段から転げ落ちるなよ……」 やれやれとシュンが椅子にかけると、ゼリスがジッとモニタを見つめていた。 やっぱりゼリスなりに、親友の旅立ちを想っているのか。あるいは、ひょっとしたら寂しさを感じてるのかも知れない。 「ゼリス……」 シュンが声をかけると、ゼリスはこちらを振り返り、そのままシュンの頭に飛び乗った。 「ほら、シュン。急がないと今週の黒猫キッドを見逃してしまいますよ」 「はいはい、了解~」 ったく。少しはしおらしいところもあるんじゃないかと思ったら、すぐこれだ。 まあ、しおらしい態度なんかされたら、それはそれで調子が狂っちゃうけどな。 ゼリスを頭に乗せ立ち上がりながら、シュンは窓の外に目を向ける。 いつも道理の日曜の午前、雨の恵みによって芽吹いた新緑を、爽やかな青空が照らしていた。 FINE & ……To be continued Next Phase. ▲BACK///NEXT▼ 戻る
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元スレURL 歩夢「大切なあなたへ」 概要 あなたがスクドルたちのサポートに専念するのはある事情が… それが両者の溝を生んでいき… タグ ^上原歩夢 ^あなた ^虹ヶ咲 ^シリアス ^感動 名前 コメント
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あなたに贈る物語(前編) ◆AZWNjKqIBQ 螺旋王が実験を執り行う為に用意した何処かの世界、何処かの時代、何処かの街。 正方形に切り取られ、等しい升目で句切られた殺戮の遊戯盤――その、中央に近い位置にそれはある。 物語を銀板に跳ね返すことで見る者に伝える装置。切り取られた四角の中に世界を覗かせてくれる魔法。 決して越えることの出来ない境界線を跨いで、それぞれに夢想を垣間見せる鏡。 摩訶不思議の箱――映画館が其処にある。 ◆ ◆ ◆ 薄い色の絨毯が敷かれた広いロビー。 その端に連なって並んでいる、待ち合いをする為のテーブルとそれを囲む椅子。 丁度十を数えるテーブルと椅子のセットの内、九つまでは全くの空。逆に残りの一つには人が集まり、雑多な物がその上にあった。 ゲームのプレイヤー。ステージに放り込まれたアイテム――それらが記された、虎の巻。さらには裏技を可能とする特殊な携帯電話。 雑多な情報が書き込まれた数枚の地図。各人の推測や憶測が書き留められた無数のメモ紙。働きっぱなしのサインペン。 奔放で理知的な殺人狂であるラッド・ルッソを見送り、真っ白な少女であるイリヤに自由を与え再び映画館の中へと戻ってきた3人。 銀髪の中に同じ色のナイフの切れ味を持つ明智健悟。心の出口を捩り、それを隠す菫川ねねね。ためらいの無い少年。衛宮士郎。 ――その3人はそれぞれの席に戻り、間もなく始まる定時放送までの時間をさらなる考察をする為に当てていた。 各人が道程で拾い集めてきた個々の情報により、このゲームの盤上にあるほとんどの事が明らかとなった。 後はそれぞれの点の間に線を引き、浮かび上がってくる図形が何かを探る作業に入るだけ……――だが。 「3人寄れば文殊の知恵……だってのに、何であんたは急に黙り込む?」 ねねねの前に座る明智。先刻までは饒舌にその知性から得られた推論を吐き出していた彼が、何故か戻ってきてから無言だった。 その神妙な表情は、とても物事が順調に推移している現状を喜んでいるものではない。むしろ、そう――…… 「うまく事が運びすぎています」 ――彼はこの状況に対し、大きな懸念を抱いていた。 ◆ ◆ ◆ 「……話を聞かせてもらおうじゃない」 そう言うねねね。そして、怪訝な顔でこちらを覗き込む士郎の二人に、明智は一つ決心をしてそれを語り始めた。 「――まず、私の考えている前提条件を言いましょう。螺旋王は常に私たちの話を聞き、姿を見ています」 聞き捨てならない発言に身体を揺らす二人。それを片手で制し、明智は言葉を続ける。 「超科学や魔法が存在すると確認できた今。 その方法を論じる必要はありませんし、もうそれに抵抗するのも無意味です。 なので、私はあえて口に出して語りましょう。今の状態――あまりにも螺旋王の想定通りに進んでいると。 不自然なまでに集中する情報。そして、今盤上に配置された駒の位置を確認して私はそれを確信しました。 私達は螺旋王の描いたシナリオ――その線上を滑り降りているだけ。 ……残念ながら、私だけではここで匙を投げざるを得ません」 「あんた……急に投げ出すって――!」 すでに身体を半分乗り出していたねねねを再度明智は手で制す。 発言内容は投げやりであったが、しかし表情は冷徹な知性を湛えたままだった。 「私だけでは……と言ったでしょう。 3人寄らば文殊の知恵――その通りですよ。あなた達には私と同じ立場に立って協力してもらいたい。 だから、今話すのです」 不可解な発言に説明を要求する二人に、明知は自身の中だけで密かに進めていた考察を披露した。 それは彼の脳内に蓄積されている大量の犯罪者データから導き出された、螺旋王に対するプロファイリングの結果。 「……劇場型や、見立て。犯罪者が自らが起こす犯罪の中に、何らかの思想やアピールを持たせることは多々あります。 螺旋王が犯罪者と言えるかは、彼の世界を知らない私に断言できることではないですが、しかし犯罪でなくともそれは同じこと。 彼が最初に実験だと称した様に、この殺し合いには何らかの意味があり、彼は私達に何かを期待している。 それは、彼が放送で繰り返し意味深な発言をしていることからも明らかです」 それが解ればどうなるんだ? ――と、士郎が明智に尋ねる。 螺旋王の目的。それが殺し合いを眺めるだけでないとしたら、自分達にとってどんな意味があるのかと。 「はっきり言いましょう。 彼は殺し合いの結果――ではなく。その過程で発生する何かを発見。データを収集することを目的としています。 もちろん。ある程度はそれが得られるという確証を持ってです。 そのために私達を盤上に配し、自らが作り上げた仮定の上を私達がなぞるのを見守り、放送という手段で微調整している。 ……そして恐らくは、それは彼が螺旋力と呼ぶものに関わることなのでしょう」 定時放送により、繰り返し聞かされてきた『螺旋力』の存在。 あそこまで露骨ならば、何らかの意味があるのだろうと明智の前の二人も気に留めていたところではある。 「殺し合いの中で……って言うんなら、やっぱ火事場の馬鹿力みたいなものなのか? その螺旋力ってのは」 「解りません。それに近いのかも知れないし、全く別のものなのかも知れない。 私が私だけでは無理だと感じるのがこの部分です。所詮、私はここに集められた一世界の住人でしかありません。 魔法、魔術、錬金術、超能力、超科学――常識も法則すら違う世界から集められた82人。 それを全て把握しているのは、現在の所は螺旋王のみ……」 「だから、殺し合いに首を突っ込むよりも人集めを優先するってわけか……」 「ええ。螺旋王の目的を読み、それを先取りできればこの殺し合いを途中で終わらせることができるかもしれません。 または、その為の交渉材料にできる可能性もあります」 聞き手側に専念している二人に頷くと、明智はさらに言葉を紡ぐ。 「螺旋王に対し、82人の知恵で立ち向かいたい。しかし、それはもう不可能です。 ですが、この現状が私の考えている通りならば、まだ望みは――いや、ここにしか望みはない。 なぜならば――……」 ――それはと、明智が螺旋王に課せられた自分達の役割。そして、その中に潜む逆転の芽。それを語ろうとした時。 その発言は、何時の間にか迫っていた定時放送――螺旋王の声により遮られた。 『人間とは面白いな』 そんな、まるで自身が天上の神であるかの様な言い回しから始まったそれに、3人は慌てて紙とペンを手に取る。 またしてもつぎ足されるであろう死者の名前を前に、言いようの無い緊張が高まりペンを持つ手に力を込めさせた。 『人の身に刻まれた二重螺旋の為せる技、か――』 前置きの中で語られるそれに、3人は反応する。 やはり、キーワードは『螺旋』。しかも、今回は具体的に『人間の中の二重螺旋』と新しい情報が提供された。 先に己の推論を語った明智も、それを聞かされたねねねと士郎も、やはり螺旋王はこの実験で螺旋力を得るのが目的だと再確認する。 それが、螺旋力を持った人間を直接確保したいのか、それとも人間が螺旋力を獲得するプロセスを見出したいのかはまだ不明だが。 しかし、そんな目まぐるしく回転する3人の頭脳も、続けて発表された死者達の名前にぴたりとその動きを止めることとなった。 (そうですか。彼らはもう……) 剣持勇。そして、金田一 一……その二人の仲間の死に、明智の心は僅かに震える。 だが、それも最悪の想定の中からは出ていない結果。その覚悟によって感情よりも理性を優先させることに成功した。 彼の隣に座っている士郎も、ランサーの脱落と未だ数を減らさない死者に驚きはしたものの取り乱す程ではない。 それよりも、二人が驚いたのは――…… 「う、嘘……センセー……が?」 ――目の前で、まるで子供の様にボロボロと涙を零すねねねの姿であった。 ◆ ◆ ◆ 西には熟した果実の様に真っ赤な太陽。そして、それに押し出されて長く伸びる影が向かうのは夜を目前とした蒼い空。 薄く白い姿を現し始めた月の下。映画館の中の3人と同じく、外に一人残ったイリヤも放送を聞いていた。 (ランサーが消滅……そうか、それで) それで、聖杯のシステムが反応したのかと、ランサーの死を知ったイリヤは納得した。 そして何故彼が本来の名前でなく、サーヴァントのクラス名で呼ばれているのかも同時に納得する。 (でも、だとしたら随分中途半端だわ……?) 螺旋王が自身を聖杯として利用しようと考えているなら、贄……つまりはサーヴァントがランサーの1体だけというのはおかしい。 もう一人、ギルガメッシュという名の英霊が召喚されているが、こちらはクラス名でないので扱いが不明だ。 聖杯に注がれるにはあまりにも大きな存在ではあるが、しかし――…… 「……意味がわかんない」 ――とりあえずは、イリヤはその問題を無視することにした。それよりも、今は特訓なのであると……と、 「あらシロウ。私は一人で大丈夫だって言ったでしょう?」 目の前に現れたのはつい先ほど別れたばかりの士郎であった。 特訓中の姿を見るのは、おめかし中の姿を覗き見ることと同義。いくらシロウと言えどダメ! と、イリヤは追い返そうとする。 「いや、覗きにきたんじゃないんだ。 明智さんが、イリヤにお願いがあるって……菫川先生を励ましてくれってさ」 「ネネネが……?」 そうか。そう言えばヨミコという人は、彼女の大事な人なんだとネネネから教えてもらっていたことをイリヤは思い出す。 ならば頼まれるまでもない。今まで何度も助け、面倒を見てもらったのだからと映画館の入り口へと向かった。 と、内へと向かう自分と入れ違いに映画館から離れていってしまう士郎をイリヤは呼び止める。 「あれ? シロウはどこに行くの?」 「やっぱ、元気ない時は飯だと思ってさ。 それに、ラッドが仲間を連れ帰ってきたら大所帯になるだろう? だったら、今の内にこの近くを回って食材を確保しておこうかなって思ったのさ」 それは素敵な提案だと、イリヤの白い頬が赤く高潮した。士郎が持つ料理の腕前は自身の舌が覚えている。 螺旋王より与えられたモノによる灰色の食生活が、薔薇色のものに変わる予感。それに期待は高まり、お腹もク~とその存在をアピールした。 「非常時だしさ。そんなに期待されても、どれだけできるかは解んないけど……うん。努力するよ」 「シロウの料理を食べれば、ネネネもアケチもきっと元気がでるわ♪」 離れてゆく背を手を振って見送り、イリヤは改めて映画館の中へと向かう。 妖精と謳われる少女の足取りは軽い。その足元では車輪の従者が静かに明滅していた―― ◆ ◆ ◆ 「さて……と、スーパーかコンビニ。それともレストランか……?」 夜を迎える寸前の茜色と紫が混じった風景の中に立ち士郎は思案する。 映画館を基点に、南の総合病院-デパート方面。そして、南西の駅の方までは繁華街が続いている。 言葉で挙げた以外にも、食材を得られる場所は多くあるだろう。 だがしかし、あくまでちょっと食材を調達しに行く……というだけである。選り好みをしている内に、誰かに襲われてしまっては本末転倒だ。 ある程度、幅広い種類の食材が得られるならそれでいい――と、士郎はその足を進め始めた。 (……言峰綺礼) 死んだはずの男が此処にいることは、最初に名簿を見た時から知っていた。 そして、合流したイリヤ達が持っていた詳細名簿を見て、その男が同姓同名などの勘違いでないことも確認したばかりだ。 何故生きているのか? それは考えない。問題とするのは、そう遠くはない場所にいるという事。 放送前に明智が確認した時には、北を流れる川の向こう。丁度、自分が向かう予定のあった図書館の近くにあの男はいた。 そこからあの男がどちらに向かったかは解らない。彼の目的も、彼がここで何をしているのかも…… (………………………………) 色の濃さを増してきた影の中。その中からあの男がこちらを見ているかも知れない。そんな錯覚に身体が強張る。 あの常に闇色の服を纏っていた男。彼が自分を覗いて、またほくそえんでいるのではないかと…… 「やっぱ、大人数で食べるなら鍋かな? 夜は冷えるし……」 そんな軽口を意図的にこぼし、士郎は錯覚の中ですら自分を蝕むあの男を振り払う。 死に際のロイドに教えられた事。それを自身を支えそして抑える楔とし、現在の自分がしなくてはならないことを再確認する。 「腹が減っては戦はできぬ――だな」 大通りに面した商店街の大きなゲート。それを潜り、士郎は食材を求めて独り暗闇の中へと進んで行った―― 【C-5/北東部-商店街/一日目/夜】 【衛宮士郎@Fate/stay night】 [状態]:疲労(中)、心労(中)、腹部と頭部を強打、左肩に銃創(処置済み)、軽い貧血 [装備]:クラールヴィント@リリカルなのはStrikerS、バリアジャケット [道具]:支給品一式(一食分消費)、レガートの金属糸@トライガン [思考]: 基本方針:螺旋王の実験を食い止める。イリヤを守る 1:商店街で食材を調達。早々に、映画館へと帰る 2:言峰が近くに来ている可能性があるので警戒 3:1に成功すれば、映画館内で全員分の晩飯の用意 4:イリヤの様子は常に気にかける 5;ラッド達が帰ってきて状況が落ち着けば、鴇羽舞衣の説得に赴く 6:善悪に限らずできるだけの人を救いたい。が、止むを得ぬ場合は―― [備考]: ※投影した剣は放っておいても30分ほどで消えます。真名解放などをした場合は、その瞬間に消えます。 ※本編終了後から参戦。 ※チェスに軽度の不信感を持っています。 ※なつきの仮説を何処まで信用しているかは不明。 ※ロイドの言葉を受け、ある程度ですが無駄死にを避けてより多くの人を救う選択を意識できる様になりました。 ◆ ◆ ◆ 広くはあるが、空調によりその温度を暖かく均一に整えられたロビー。だが、その端にあるレストルームの中は冷え込んでいた。 青いタイルの敷かれた内装。空調が届かないというだけでなく、その雰囲気が其処を冷ややかに感じさせるというのもあった。 だが、今この女性用レストルームの中が寒々しいのは、そういう理由のせいではなく―― 「……あぁぁぁぁああぁぁっ! うっ、うわぁあああぁああぁぁぁあん!」 ――万遍なく響き渡る大きな泣き声のせいであった。 泣いているのは、菫川ねねね。声を張り上げ、嗚咽を漏らし、誰に憚ることなく、まるで幼児の様に泣いている。 彼女のたった一人の『センセー』――読子・リードマンの死が知らされた時。彼女はあの時の少女時代へと戻ったのだ。 他人にも、そして自分自身に対しても微塵たりとも思わせてなかった寂しい自分。独りぼっちだった少女の時へ。 「えっ、えぅ……! センセーが……センセー……ッ! うわぁああぁああぁ――!」 何で本を『書く』のか? どうして、ねねねは13歳という若さで作家としてデビューしたのか? それは勿論、読んでもらう為だった。大切な人に自分の書いた本を読んでもらいたい。作家になった自分の本を読んでもらいたい。 多くの人に読んでもらい本をたくさん出して人気が出れば、本は海を越えその人の元まで届くだろう。 その時は少ししかなかった自覚。それを理解させてくれたのが『センセー』。彼女の、いや本にとっての最高の『読者』――読子・リードマンだった。 「……どうしてっ! なんで、センセーがっ! っあ、ふあぁ、うっく……!」 ただ我武者羅に書いていた少女時代。本の向こう側に、自分の世界をひたすらにぶつけていたその時に彼女は現れた。 まるで本の中から現れた様な、ファンタジーでミステリアスな存在。一回り近くも年下の自分に、まるで子犬の様にじゃれついてきて…… ともかくとして、様々な事がありねねねは変わった。『読子』を知ったから。そして――『読者』を知ったから。 彼女の作家としての才能も更に花開いた。ただの物珍しい、若さだけが特徴の作家ではなく。物語を創造し、本を読者に齎す作家に。 「ま、まだ……っ、読んで、ない……ほ……ぅ、うええぇぇぇえええん!」 菫側ねねねが新刊を出せば、読子は世界のどこからでもやってきて、涙を零しながら感想を述べサインをねだった。 程無くして、読子が読む本をねねねは書き。ねねねが書く本を読子が読む。それが当たり前の習慣になる。 貴重な作家としてねねねは幾度も危機に陥ったが、そんな時はやはり読子が助けに来て、時には逆に読子はねねねの本に助けられた。 波乱万丈ではあるが、幸福だったサイクル。グルグルと永遠に書き続ける限り、読み続ける限り続くと信じていたサイクル。 「……っく! あぁっ、私が――私が――っ!」 だが、サイクルは唐突に途切れた。 どうしてか、ある日を境に読子は現れなくなる。そして、片輪を失ったねねねの筆もその時――折れた。 いつしか、読子に読んでもらわなければ本が書けない。ねねねの中で、読子はそんな存在になっていたのだ。 ねねねは読子を探し――そして、見つからない。そんな時がひどく長く続いた。何時の間にかにねねねは大人になっていたが、 もう本は書けなくなってしまっていた…… 「もう……もぅ……私はっ! あっ、ああぁぁぁああぁぁあ……」 螺旋王の実験が始まった時。読子の名前を見て心を躍らせたのは、ねねねの誰にも話せない秘密である。 どんな時でも、自分の危機に読子は駆けつけた。今回もそうであると、ついに読子が自分を救う危機が訪れたと、密かに歓喜した。 だが、どこかに不安があったのも事実。イリヤに言った『覚悟』という言葉。何よりもそれは臆病な自分の心を抑えるためのものだった。 近くに見えてはいるのに、ギリギリで指先が届かないそれが……今度こそ決定的に離れていってしまうのではないかと。 そんな不吉な予感に苛まれていたのだ。イリヤとフォルゴレがいなければ、どこかで独り泣いていたかもしれない。 「――っぅ。…………っ! ………………………………! …………!」 そして、ついに予感は現実となった。 菫川ねねねはもう独りぼっち。 もう――書くことも――読んでもらうことも――何もできない。 ◆ ◆ ◆ 独りきりとなったロビーの中、明智はいつかの様にどこかで聞いているはずの螺旋王に語りかけていた。 「これが……これも含めて全てがあなたの計算通りなのでしょう。 ならば、私はあえてそれに乗ります。あなたの期待通りに……そしてあなたの期待を僅かにでも上回ってみせる。 それが私の――明智健悟から螺旋王への挑戦です」 フ……と、些か自嘲気味に笑うと明智はその身を再び椅子の上へと収めた。 この螺旋王の実験。結末までは予測できなくとも、すでにルールは全て理解している。と、明智は確信している。 齎された情報――人物像。仕掛け。エピソード。それらの無数の点が浮かび上がらせる螺旋王の狙い。それが何かという事を。 参加者全員での殺し合いによる実験。 それがお題目でしかないことはすでに明らかにしている。ならば、参加者に課せられた真の目的は何か? それは一人一人によって、違う。各人がそれぞれに、 フラスコの中に注がれた多種多様な化学物質の様に個別の役割を持たされ、そしてそれぞれの化学反応を期待されている。 それは大きく別ければ4つに分類できる。 1つ目は、殺し合いを推進するための物質。殺害による実験の推進を肯定し、積極的に活動する物質。 2つ目は、先にあげた物質の働きを阻害する物質。殺害を良しとせず、他の物質の存在を守ろうとする物質。 3つ目は、それ自体は無力であるが劇的な変化を期待されている物質。螺旋王が最も重視する物質だ。 4つ目は、この仕組みに気付き、3つ目の物質が螺旋力を発現するのを促進させる物質。 螺旋王は1番目と2番目が作り出す状態の中で、3番目の物質が4番目を触媒に変質することを目論んでいる。 それが彼の言う、螺旋力の発現。 そして、明智は自分が4番目に該当すると考えている。 螺旋王にこの仕組みに気付く知性を期待され、意のままだと気付いてもその通りに動くであろう駒。それが自分だと。 (……そして、高嶺清麿。彼が今ここに加わろうとしていることも、またそうなのでしょう) 出会ったばかりのラッド・ルッソが迎えに行った高嶺清麿という少年。 名簿の情報とラッドの証言から彼も『4番目』だろうと、明智は当たりをつけていた。 (私の隣には金田一君が……と思っていたんですがね。これは私個人の願望でしかありませんでしたか) 今は亡き少年探偵に心の中だけで追悼を繰り返すと、明智は机の上に手を伸ばしコーヒーカップを取った。 そして映画館の事務所内にあった安物のコーヒーメーカーから淹れたコーヒーを喉に流し込む。 物腰はあくまで普段通りにスマート。思考も眼鏡の奥の眼差しもどちらも至極冷静。明智健悟にブレは無い。 ◆ ◆ ◆ 陶器のタイルを叩く小さな足音。 それが入ってくると同時に、まるで目覚まし時計の様だった一つの箱は鳴り止んだ。 「ネネネー? 大丈夫……?」 まるで自分より幼い子供に向ける様に、イリヤは声をかける。 もうすでに泣き声はやんでいるが、迷子の子供の様なそれは入ってくる前から聞こえていたからだ。 「………………うん、大丈夫……ごめんねイリヤ。偉そうなこと言ってたのに、この様で」 壁越しに聞こえる声は少しだけ精彩を欠いていたが、それでも菫川ねねねの声だった。 しかし、間にある扉を開くことができないのがその虚勢の限界を表している。 それだけで、イリヤにもねねねがどれほどに悲しんでいるのか理解することができた。 「えっとね。今ね、シロウが晩御飯の材料を集めにいっているの。 シロウのご飯はとてもおいしいから……きっとネネネも元気でるよ。 ……ああ、そうだ。私も手伝うわ! そしたらネネネももっと元気になるよね――」 「――ありがとう。イリヤ」 静かな部屋の中に、さっきよりは力強い声が響く。 ねねねがこのまま何処かに行ってしまう……そんな不安を、とりあえずは払拭できたことにイリヤは安堵した。 最愛の人を失いどん底にいるねねねをそこから引き上げる方法を、幼いイリヤは知らない。 ただ寂しさだけは理解できるから、せめて一人きりにはしない様にと手を差し伸べるのだ。 「泣いたらさ……メイクが落ちちゃって。みんなに見せれる顔じゃあないから――」 「うん。わかるよイリヤも女の子だもん。先に言ってるからゆっくりおめかししてきてね」 コツコツと、再び小さな足音を立てるイリヤ。と、何かに気付き真っ白な髪を広げてターンした。 「そうだ。アケチからの伝言。 ネネネに物語を書いてほしい――って。 ラセンオウが書いた筋書きを、唯一上書きできるのはサッカであるネネネせんせーだけだ……って、言ってたよ」 それじゃあね。と、最後に見えないねねねへと手を振ってイリヤはその場から姿を消した。 ◆ ◆ ◆ 明智に、託された仕事を終えたことを告げイリヤは再び映画館の外へと出てきた。 真っ赤だった太陽はもうほとんど消えて、わずかに空の端っこに紫色が残るのみ。空気も冷え始めていた。 しかし、其処こそが相応しい舞台だと言わんばかりに、新雪の髪を持った少女は踊る。 「マッハキャリバーも寂しいよね」 本来の主人を失った車輪の従者にイリヤは囁きかける。 「ねねねも……そして、シロウがいなくなったら私も同じになっちゃう。きっと、私がいなくなっても……」 だから、もうだれも一人ぼっちにはしないようがんばろう。 独りになった人がいるなら、走っていって手を差し伸べよう――そうイリヤは決意し、皆の幸福を願う。 「これからもよろしくね。マッハキャリバー」 『はい。マスター』 藍色の空の下。街燈が作り出す黄金のスポットライトの中。真っ白な少女は星に願いを告げる。 【C-5/映画館-外/1日目/夜】 【イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/stay night】 [状態]:健康 [装備]:マッハキャリバー@魔法少女リリカルなのはStrikerS、バリアジャケット [道具]:支給品一式(一食分消費)、ヴァルセーレの剣@金色のガッシュベル!!、魔鏡の欠片@金色のガッシュベル!! [思考]: 基本:シロウと一緒にゲームを脱出! 1:マッハキャリバーからベルカ式魔法について教わる 2:シロウが帰ってきたら、料理をお手伝いする 3:その後はみんなで晩御飯 4:シロウ、アケチ、ネネネの言うことを聞いてがんばる 5:聖杯については考えない。シロウにも内緒 [備考]: ※フォルゴレの歌(イリヤばーじょん)を教えてもらいました(イリヤ向けに簡単にしてあります)。 ※チチをもげ!(バックコーラスばーじょん)を教えてもらいました(その時にチチをもげ!を完璧に覚えてしまいました)。 ※バリアジャケットが展開できるようになりました(体操着とブルマ)。 ※聖杯にランサーの魂が取り込まれました。 ※マッハキャリバーより、「プロテクション」「シェルバリア」「リカウティブパージ」を習得中です。 【プロテクション】:魔法障壁を張り、攻撃をガードします。 【シェルバリア】:半球状の結界を張り、外部からの干渉を遮断します。一定時間持ちますが、それなりの魔力を消費します。 【リアクティブパージ】:バリアジャケットを自ら爆破し、その威力で攻撃を防ぐテクニックです。 時系列順で読む Back その少女、ゼロのリスタート Next あなたに贈る物語(後編) 投下順で読む Back その少女、ゼロのリスタート Next あなたに贈る物語(後編) 209 情報と異変 衛宮士郎 225 エミヤ 209 情報と異変 イリヤスフィール・フォン・アインツベルン 228 刻無―キズナ― 零 209 情報と異変 菫川ねねね 213 あなたに贈る物語(後編) 209 情報と異変 明智健悟 213 あなたに贈る物語(後編)
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「あなたと過ごす季節(pure ed.)」(オリジナル)を初音ミクに歌わせてみた旧 http //www.nicovideo.jp/watch/sm1334607 http //www.nicovideo.jp/watch/sm1334607 Vocaloid2のオリジナル曲 使用Vocaloidは初音ミク 製作者はchiffonP 一つ前のページにもどる
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***** 私は恐れていた。 同性愛者として、世の中からどのような目で見られるのか…その視線を恐れた。 恋をすることなく、普通に生きることに退屈さを感じながら、 「普通」からはみ出し、 「みんな」から違ってしまい、 「異端」として罵られることを。 好奇と嫌悪の目に見られることを恐れていた。 あれから…曜子との関係は続いている。 但し、二人きりで逢うのは、一週間で一度だけ。 曜日は決まっていない。 私から誘うことはない。 でも彼女に誘われたら私は断らなかった。 その日が無理なら別の日に必ず二人で逢うことにした。 再会したあの日と同じように、レストランで食事をし、ホテルのバーでお酒を飲み、夜を明かした。 周囲から見れば仲のよい友人にしか見えなかっただろう。 曜子は私にまとわりつくような行為は一切取らなかった。 困らせるようなことは何もしない。 逢うのは必ず一週間に一度。 メールも電話も必要最低限。 どこに行きたいとも、言わない。 逢うのはいつも同じレストラン、ホテル。 彼のことをとやかく言うような愚かなことも何一つしなかった。 それが却って不気味だった。 私は曜子の手のひらの上でもて遊ばれているようだった。 ゆっくりと、しかし確実に絡めとられてゆく。 そうして彼女から離れられないようにさせられていった。 私はいつのまにか、曜子から連絡が来るのを、彼女に逢う日を、心待ちにするようになっていた。 私は曜子に恋をしていたのだろうか? 未だに恋とは何かわかりかねている私にとって、 そのときの自分の心の動きを恋と名付けてよいものかどうか判別できなかった。 もし私が曜子に恋をしているのだとしたら、長年の疑問に答えを出すことができる。私が今まで恋をしなかったのは…相手を男性に限定して考えていたからだ、と。 けれどそれは私にとって恐るべき真実だった。 恋を知らぬこと以上に、世間から白眼視されることの方が、 私にはよほど恐怖だった。 だから私は真実をねじ曲げ、奥底に押し込めようとした。 「ねえ澪。私、あなたの彼に会いたいわ」 ある日、曜子の口から、恐れていたひと言が漏れた。 「やあね、そんな引きつった顔をして。何もしやしないわよ」 曜子はカラカラと笑った。私は嫌だと断った。 「嫌ならいいわ。その代わりもう澪とは二度と逢わない」 私は押し切られるようにして、二人を引き合わせた。 彼は、私と曜子の偶然の再会を興味深く聞き入って相づちを打った。 へえ、そんな偶然もあるものなんだね、と。 昔から仲が良かったの?と聞く彼に、曜子は笑顔で答えた。 「そうなんです。私たち、高校時代親友だったんですよ」 「でも大学が別々になってから連絡が途絶えちゃって…再会できたのは運命なのかもしれませんね」 「最近よく澪には付き合ってもらってるんです…私、澪のことが大好きなんです」 そういって曜子は私の方を見た。 その表情にはいつも通り蠱惑的な笑みが浮かんでいた。 彼は私の高校時代を知らない。 昔、音楽をやっていたこと、女子高にいたことくらいしか知らない。 唯のことも、ムギのことも、梓のことも、そして、 律のことも、知らない。 曜子と私が高校時代親友だったと言われて信じてしまうくらい、 彼は私のことを知らない。 その日の晩。曜子から電話がかかってきた。 シャワーを浴び終えたばかりだった私は、慌てて電話を取ると、職場から呼び出されたと嘘をつき、まだ湿っている髪もそのままに彼のアパートを飛び出した。 曜子は私のアパートの前に立っていた。 「ごめんね、急に」 「困るよ」 私は不愉快な感情を隠さなかった。 曜子がこんな行動を取るのは初めてだった。 私は今まで私が築いてきた「普通」の生活が揺らぎ始めていることに恐れを感じていた。 「あら、髪、湿っているじゃない」 「いいよ、そんなこと、どうでも」 「よくないわ、風邪ひくわよ。冬だもの。1月よ、今」 「そんなことどうだっていいって言ってるだろ。なんで急に電話なんてしてきたんだ」 「何を怖がっているのよ」 「何も怖がってない」 「怖がっているわ」 「怖がってない!」 「大きな声を出さないで…取りあえず中に入れて。いいでしょ?」 扉をあけて、私が先に部屋に入る。 私について部屋に入った曜子は後ろにまわして右手で鍵を締めた。 「ねえ、澪」 後ろから声をかけられて振り向くと、不意をつかれて唇を奪われた。 「キス、したくなっちゃったから♪」 「やめろよ、そういうことするの」 「あら、何言ってるの?こういうことするの、大好きなくせに」 「バカなこと言うな」 「何怒ってるのよ。本当なら澪が私に怒られなきゃいけないところよ」 「なんで私が怒られなきゃならないんだよ」 「私は今日一日、恋人が別の男といちゃつく様子を見せられていたのよ、 つらかったわ。とてもつらかった」 「お前が会わせろって言ったんじゃないか!」 「そうよ。でもいざ会うと、やっぱりつらいものよ」 「勝手だな」 「勝手よ。でも恋ってそういうものじゃない」 「私にはわからない」 「そうね、澪にはわからないわ。嘘ばっかりついてる澪にはね」 「私は嘘なんてついてない」 「そうね、澪は正直なところもあるわ。だって私の誘いを絶対に断らないもの」 「…それは」 「認めたくないの? そうよねずっとそうやって大事なときに嘘をついて、 自分を偽って、逃げるのね。 『まとも』じゃなくなくなっちゃうのが怖いんでしょ? 無理よ、あなた。もう『まとも』じゃなくなっちゃっているわ。 今更なによ。 昔からずっと、あなたは嘘ばっかり。 そしてこれからも嘘をつき続けるの。 『まともな』フリをし続けるためにね」 「…何が言いたいんだ」 「本当にわからないの?」 「わからない」 「結婚するんでしょ、あの男と」 「…聞いたのか」 「聞いたわ。あなたが席を外した時にね。喜んでいたわよ、彼」 「…」 私はため息をついて、ソファに座り込んだ。 曜子はコートも脱がず立ったまま、私を見下ろしている。 「隠していたわけじゃない。そのうち言おうと思っていたんだ」 「別に私、そんなこと気にしないわよ。澪が結婚しようが、しまいが」 「…そうなのか?」 「関係ないわよ。だって私、澪と結婚したいわけじゃないもの」 「それに結婚してもしなくても… どうせ澪は私を捨てるわ」 「…そんなことは」 「あら、本当? じゃあ一生、私の側にいてくれる?」 「…」 何も言い返すことができなかった。曜子はいつものように私の瞳を見て、言った。 「うそつき」 「…用事はなんなんだ。呼び出したんだから何かあるんだろ?」 私は話題を変えた。こんな話をするために、呼び出したんじゃないだろう。 「来てくれて嬉しい、本当に嬉しいわ。 少なくともあの男よりは私のことを愛していてくれるのね」 それともなにかしら。 私があなたたちの『しあわせな結婚』を邪魔するとでも思った? それで必死になって駆けつけたのかしら?」 「本気で怒るぞ」 「怒りなさいよ。 澪、あなたには本気で私を怒ったりなんてできないわ。 だってあなた、私を愛していないもの。 愛していないことに後ろめたさを感じているわ。 欲望に溺れてただそれを目当てに私と付き合っていることに、 罪の意識を感じているでしょう。違う?」 私は我慢ができずに曜子の頬をはたいた。 乾いた音がして、彼女の横顔が赤く腫れた。 「あら。少しはかっこいいこともできるのね」 「…バカにするな」 「ついでだから、もう一つ教えてあげるわ。 私ね、言っちゃった♪」 曜子はたのしそうに、本当にたのしそうに笑って言った。 「あなたの彼にね、『私は澪と付き合っているんです』って♪」 「な…」 「最初はね、理解できなかったみたい。 だからね…丁寧に説明してあげたの。 私と澪が、どれだけ逢瀬を重ねているか… どれだけ互いを求めあっているのか…。 ウフフ…傷ついてたみたいね~♪自分の婚約者が浮気してた…しかも『女』と」 私は何も言い返すことができない。 「あら?もしかしてまったく気づいてなかったの? さっきまで彼と一緒にいたんじゃなかったの?」 いたさ。でも…わからなかった。私の目にはいつもと変わらないように見えた。 「あらあら…澪ったら、本当に彼のこと、何一つ見ていないのね。 どうなっちゃうのかしらね?あなたたち。 結婚、ダメになっちゃうかもね」 音を立てて崩れていく。 大切なものを代償にして、手に入れたいと願った『まともな』人生が。 「アハハ、いい気味よ。罰が当たったのよ」 曜子の甲高い笑い声が、部屋中に響いた。 「澪、あなたはこれまで一体、どれだけ多くの人を傷つけてきたのかしら?これはね、その報いよ」 私の目を強く見据えて、言い放つ。 「あなたは、きっと誰にも愛されない。 目の前の相手を愛したフリだけして…それが嘘って気づいたとき、 相手がどれだけ傷つくと思う? ずっと嘘をついて、たくさんの人を傷つけて… どれだけ罪を犯したかわかっているの? それなのにまるで純粋無垢なフリをして、 これからも嘘をつき続けて…『まともに』生きていこうなんて…」 『わたしはぜったいゆるさない』 今まで必死で守ろうとしてきたことが、全て壊されてしまった。 恋を知らず、そして「まともに」生きていくことも叶わず。 「でもね澪。私はそんなあなたが大好きよ。愛しているわ、澪」 曜子は私を…自分から離れられなくしようとしているのだと思った。 私はもう、それでもいいような気がしていた。 「まともに」生きていくことができないのなら、曜子と生きてもいいように思えた。彼女なら…彼女だけは、私を愛してくれる。 誰か一人でも私を必要としてくれたなら、それだけで私は生きていける。 「だからね、あなたのことが大好きだから…今日はね、どうしても伝えたいことがあったの」 「私たち、別れましょうか」 「澪に逢うのはこれで最期。もうあなたの前には現れないわ」 「なんで…私が結婚するからか…?」 「ううん」 「じゃあなんで…」 「傷つけてやりたかったからよ」 「なんで…なんでそんな…」 「私だけは、あなたのことを愛していると思った?」 「……」 「そうよ。愛しているわ、澪。 だからあなたと別れるのよ、あなたのためよ。 狂ってしまいなさいよ、外れてしまいなさいよ。 『まともに』生きようなんて…あなたには無理なのよ。 恋をしたらね、狂ってしまうの。 澪、あなたはずっと、恋をしていたでしょう? 狂っていたのよ。それなのに本心を閉じ込めた。 だからあなたの恋心はいびつに歪んでしまった。 そうやって苦しんでるあなたを見ているの…ツラかったわ。 だからなんとかしてあげたかった。 無理をするのはやめなよ…そんなのちっとも『まとも』じゃないわ。 私はね、傲慢なことを言うようだけど、これが私の役目だと思っているの。 あなたのこと、大好きだから。愛しているから。 澪を愛している私だから、あなたを縛り付ける鎖から解き放ってあげなきゃいけないって思っているの。 素直に、なりなよ」 曜子の瞳は赤く潤んでいた。 彼女が泣くの見るのは、はじめてのことだった。 「ねえ、澪。 少しは…ほんの少しくらいは…私のこと、好きだった?」 「…………ああ」 「そう。ありがと。 でも…『好き』って言葉に出して言ってはくれないのね」 私は自分でどうにもならないくらい残酷らしい。 いつも嘘ばかりついているくせに、なんで肝心なときに…やさしい嘘をつくことくらいできないのだろう。 「わかってるわ。私は澪を抱くことを、澪は私に抱かれることだけを望んだ。 ただそれだけの関係でしょ。それも今日でおしまい」 「…ごめん」 「いいのよ。私が澪をそうしたんだから。 …こうしてね、まだ澪が私に抱かれたいと思ってくれているうちに、 澪の身体が私を覚えているうちに、別れを告げようと思っていたの。 それに…あなたを傷つけてやりたかったの。 そうすれば、澪は私のことを覚えていてくれる。 ずっと忘れずにいてくれる。 忘れられるのは悲しいもの。高校生のときみたいに。 今日だって、呼び出せば必ず澪はやってくるってわかってた。 あなた、ホントにエッチなんだから」 曜子は笑った。 でもその瞳にはいつものように私を惑わせる光は宿っていなかった。 「私…こうして澪のこと…『秋山さん』じゃなくて『澪』って下の名前で呼ぶことができるだけで…本当に幸せだったわ。 ありがとう、澪」 「ありがとう、曜子。曜子に逢えて、私、よかった」 「うそつき。あなたのうそにはもう、うんざりだわ」 そう言いながら言葉とは裏腹に、曜子はフッとほほえんだ。 そして、スッと手を伸ばし、私の二の腕を掴んだ。 「ほら、行くわよ」 「え?どこに!?」 「決まってるじゃない。 桜ヶ丘に帰るのよ」 「はぁ!?何で?!」 「はいこれ、高速バスのチケット」 「おい!いつの間にこんなもの…何なんだよ一体!」 「善は急げっていうでしょ、ほら、もたもたしない!」 曜子は強引に私を連れ出してマンションの外に出た。 そこにはもうタクシーが待ち構えている。 「思ったより待たせちゃったわ。悪いことしたわね」 「ちょ、ちょっと!わけがわからないよ!ちゃんと説明してくれ!」 「いつまでもうじうじしてたら何も変わらないの。 私みたいに行動に出さないとダメ」 「え?」 そうして私をタクシーに押し込むと、駅に向かうよう運転手に言付けた。 「さよなら、秋山さん。 ちゃんとお膳立てしたあげたんだから、気持ち、伝えないとダメよ」 『さよなら。秋山さん』 4
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【検索用 ねむるあなたのてをにきって 登録タグ SONIKA 2013年 VOCALOID ね 曲 曲な (бεб)P】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:(бεб)P 作曲:(бεб)P 編曲:(бεб)P 唄:SONIKA 曲紹介 愛する人との別れがテーマです。 恋人か、友人か、家族か・・・愛する人を思い浮かべて聞いてください。 曲名:『眠るあなたの手を握って』(ねむるあなたのてをにぎって) 歌詞 (piaproより転載) 目を閉じたあなたのその頬に ひと雫 流れる涙 掌に伝わる温もりが 儚く消えてゆく前に 「愛してる」なんて要らないから 握り締めた手を 握り返してよ 「永遠に」なんて言わないから いつもの笑顔で 笑いかけてよ ひとつだけ 願いが叶うなら 何もかも無くしてもいい あなたさえいるなら それでいい そんな事 祈ってばかり 「愛してる」なんて要らないから 瞳を開いて 私を見てよ 「永遠に」なんて言わないから 私の名前を呼んで欲しいの 「愛してる」なんて要らないから 溢れる涙を そっと拭ってよ 「永遠に」なんて言わないから 涙乾くまで 側にいさせて 「愛してる」なんて言わなくても あなたの想いは届いているよ 永遠に忘れはしないから あなたが私の側にいた事 コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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唯「あつい~……」 憂「もうすっかり夏だね」 唯「セミの音のせいで余計あつく感じるよ……」 憂「扇風機つけよっか?」 唯「うん、お願い」 ピッ 憂「はい、ずっと風に当たるのも体によくないから首振りにしておくね」 唯「あー……すずしい〜……」 憂「クーラー苦手なお姉ちゃんには厳しい季節だね」 唯「毎年最高気温がどうってテレビでやってるからうんざりだよ……。地球温暖化のせいかなあ?」 憂「うーん……どうだろうね」 唯「憂は夏が好き?」 憂「きらいじゃないよ。外に遊びにいけるから、プールとか!」 唯「ああ、それもそっかあ」 憂「あとは花火とか、お祭りとかも多いし」 唯「たしかに楽しいイベントは多いね……」 憂「お姉ちゃんは夏がきらいなの?」 唯「そうだねえ。アイスがおいしい季節ではあるけど……」 憂「あっ、じゃあかき氷作ろっか」 唯「おおっ、気が利くね!」 憂「かき氷機と氷取ってくるね!」 唯「私も手伝うよ!」 憂「じゃあシロップ取ってくれる?」 唯「ラジャー。えーっと……あった!」 憂「何味?」 唯「ブルーハワイ。かき氷機あった?」 憂「……えーっと、あった! 氷とお皿も用意したし、準備万端!」 唯「氷セットしまーす!」 憂「はーい! 回すね!」 シャリシャリシャリ 唯「わあ〜っ……! 削れた氷がお皿に落ちるのはいつ見てもきれいだね……」 憂「お姉ちゃん、昔から好きだったもんね」 唯「かき氷も好きだけど、できていく様子も好きだよ」 憂「うふふ」 シャリシャリシャリ…… 唯「できたー! 次は憂の分だね、私がやるよ」 憂「じゃあお願いするね」 唯「憂も見ててね、氷が積もっていく様子」 憂「うん!」 シャリシャリシャリ 憂「本当にきれいだね……雪みたいだよ」 唯「夏だけど、見ていると涼しい気持ちになれるんだよ」 憂「少し風流だね、お姉ちゃん」 唯「えっへん!」 シャリシャリシャリ…… 唯「よし、できた。二人分完成! シロップかけて〜っと」 憂「食べよっか」 唯憂「いただきまーす!! はむっ」 唯「うぅ〜……」 憂「つめたーい!」 唯「これぞ夏だねえ……」 憂「夏だねえ」 唯「あ、憂のベロ青くなってるよ」 憂「お姉ちゃんのも青いよ!」 唯「……ふふっ、私たちそっくりだね!」 憂「ほんとだね」 唯「はあ〜……夏はあついのがいやだけど、憂と二人でゆっくりできるからやっぱり夏もいいかなあ」 憂「私もお姉ちゃんとのんびりできるからしあわせだよ」 唯「ありがとう、憂。 ……わたしは、あなたをあいス」 憂「えっ?」 唯「……なーんてね、えへへ。かき氷おいしいね」 憂「うん、おいしいね!」 おしまい あとがき タイトルは朝ドラ「ごちそうさん」のサブタイトルを一部改変 戻る
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761 :ぱぴこ :2008/05/10(土) 21 15 35 ID FuYO/E8h0 薄緑さん、皆さんこんばんは。 昨日もチャレンジしてみましたが左側から空気圧みたいなものを 感じただけで眠ってしまいました。 まだまだ「見る」という感覚が掴めません。。。 762 :薄緑 :2008/05/10(土) 21 18 16 ID Mr/NOjxFO 683トトさん お待たせして申し訳ありません。 トトさんがご覧になったものすべては確認できませんでしたが、守護霊は正しい方を見ていますね。 この方軍人男性であなたの父方のご先祖とイメージをいただきました。 が、国籍がロシアの方のような、私の間違いかも知れませんが。 あと過去世と思われる尼僧の方とおかっぱの少女を見ました。 日に一度だけ、必ず数日あけて、守護霊様とお話してみて下さい。 763 :薄緑 :2008/05/10(土) 21 25 58 ID Mr/NOjxFO 通行人さん やはり、あなたがご覧になった尼僧の方はあなたのソウルメイトの守護霊の一人のようです。 すごいですね。仲直りすべき時期のサインだったのでしょうか。早くに気付けなくてすみませんでした。 これからはお友達にムッとくる度に尼僧様を思い出すと良いかもです(笑)。 764 :本当にあった怖い名無し :2008/05/10(土) 21 29 24 ID 2gfEwhQWO 薄緑さん 751です。 謎のコーラスグループが気になって仕方ありません。一度見てもらうわけには いかないでしょうか?? お願い致します。 765 :薄緑 :2008/05/10(土) 21 37 01 ID Mr/NOjxFO 716軍人さん 竹林を探してみましたが、これはご覧になったものにご自身のイメージを上乗せしている様子。 映像が腑に落ちているかを確認すると良いかもです。 腑に落ちない時は新しい白紙を用意してそこに映像が浮かぶのを待ちます。 前と同じだったら正しいイメージと判断してみて下さい。 717 2-8を読み、頑張って下さい。 766 :本当にあった怖い名無し :2008/05/10(土) 21 49 47 ID i5tG3L5V0 薄緑さん、みなさんこんばんは。 スレをとてもとても興味深く拝見してます。私もぜひ挑戦して みたいとずっと待機していたのですが、トライしても大丈夫でしょうか? (せかしているわけではありませんので、ご無理はなさらずに) 767 :本当にあった怖い名無し :2008/05/10(土) 21 56 00 ID yJf7BG3pO 薄緑さん、こんばんは。 0能力者さんのスレで見てもらい、もんぺの農家の女性がいらっしゃると視てもらった者です。 ありがとうございました。 で、今回の話はスレの趣旨とは違うのですが… 今年に入って病気にたくさんかかります。 もう今日の風邪で5回目、しかも現在39.5の熱が出てますorz 他には、インフルエンザと扁桃炎という風邪の悪化版みたいなのにかかりました。 自分の健康管理の悪さがいけないのか、何かの関与なのか、気になってます。 細○さんが好きな母親にはあんたは大殺界と言われていますorz 変なお願いだとは思いますが、霊視して頂きたいです。 お願いします。 768 :トト :2008/05/10(土) 22 02 19 ID XZucX2V+0 762 いえいえ薄緑さん、お忙しいのにありがとうございます。 軍人さん、合ってたんですね。自信なかったので嬉しいです。 守護霊さんと話してみたいけど、近づき難い雰囲気でした。 日頃のダメさ加減を怒られるかも知れませんね(^^) 見えなかった日はカウントしなくていいのかと勝手に解釈して ました。すみません。今度は日を空けます。 みなさんの話も、興味深いです。しばらくロムします。 769 :本当にあった怖い名無し :2008/05/10(土) 22 21 32 ID PX94Om8mO 薄緑さん、はじめまして。 方法を実践してみようと思うのですが、家にはまだ幼い娘が居りまして、 その子が本当かどうかは分かりませんが、霊的なものが見えるみたいで…ちなみに自分も妻も0感ですw 4月の頭に引っ越したのですが、以前住んでた家では、「2階に怖いおじさんが居る」とか、「幽霊が出て行けって言ってる」 などと結構言ってまして…このような状況下で試して良いものかどうか悩んでます。 仕事の事など、守護霊様に聞いてみたいことは山程あるので、実践してみたいのですが… 宜しければアドバイスをお願い致します。 770 :ふわふわ :2008/05/10(土) 22 23 14 ID 459EqZwhO 590改めふわふわと名前を付けました。 薄緑さん、初めまして。 答え合わせをしてもらってありがとうございます。 最近体が疲れてたので少し休んでました。 黒猫は正しいですか…良かったです。 何匹いてるのかしら。見えたのは1匹だけでしたが。 また今晩にでもトライします。 771 :通行人 :2008/05/10(土) 22 39 06 ID 7n5Qh7Kf0 763 薄緑さん、 はぁ、尼僧さん友人の守護霊の方でしたか。。。 はい、私も彼もお互いの都合で独断と偏見を持って接している可能性大ですので、 せめて私は上記守護霊の方を思い浮かべることで、色眼鏡を外せたらいいんですけどね。 ありがとうございます。 ちなみに、 719にて薄緑さんの守護霊さまを見させていただいたわけですが、 2番の桜の木で緑茶タイム中のおばあさまは、尼僧さんと同一人物かもです。 物腰というか、上品さ加減が一緒でした。身なりとヘアスタイルは違ったのですが、 739で薄緑さんが説明してくださった、「場合によっては普段の服 装と職業時の服装が混同して見える場合等もあります。 」というのにあてはまるかもですね。 良ければ今晩か明日でも、さっそく2件くらい答え合わせしたいです。 初心者でも大丈夫そうな案件(失礼)をピックアップしていただけますか? 体調は、夕食後疲れて爆睡していたので(今起きました)良いです。 772 :たけし :2008/05/10(土) 22 41 55 ID Jj1gG/470 746 通行人さん、ありがとうございます。 夢の続きはみれてません。笑 BOSSって言っても図体がデカくて何かキモかった人で 直ぐにその職場は退職したので夢に出てきてびっくりでした。 友達も中学時代は仲良かったですが、今はどこにいるのかも不明です。 ライバル?という関係でもなかったよーな。 BOSSの部下が立ち上がってこちら側に向かって来た時は 「巻き込まれたらどうしよう」と思いました。 ただ「久々の喧嘩だ!」ってワクワクしてたのも事実です。 普段、夢はあまり見ないので 寝る前に意識して見れたのでとても嬉しかったデス 未だに見ることは叶わないですねぇ。存在すら感じてません。 今日、ちょっと見た夢のカットでは車に乗った派手目な子が 印象的でしたが「おっ!タイプ」って思ったぐらいで 守護してもらってる感じではなかったですね。笑 773 :薄緑 :2008/05/10(土) 23 18 22 ID Mr/NOjxFO 通行人さん お手伝いありがとうございます。 725 729の答えあわせをお願いします。 774 :通行人 :2008/05/10(土) 23 24 45 ID 7n5Qh7Kf0 772 たけしさん、 いや、BOSSさんや中学生友人さんなどは、たけしさんが心の深いレベルで 象徴的人物としてとらえているだけですので、実際現実的には何度か会っただけの人とか 今現在は何のつながりがない人でもそこは全く気にしなくてもよいと思います。 たけしさんが夢というドラマを通じて、なにかご自分の心の中と向き合う必要があるとするならば、 いわばたけしさんの夢の中というステージ上で演技をする役者陣としてBOSSさんや友人さんが セレクトされたということです。 せっかくはっきりとしたストーリー性のある夢をみられたのですから、 良かったら暇なときに夢の中のストーリーを思い返してそこからいろいろ 好き勝手に連想したりいろいろな解釈したりしてみてください。 例えば、上で書かれているように、「BOSSは全く図体がでかいだけでなんか気味が悪い存在だ。」 とかそんなのです。そこで出てきた疑問が、次の夢に反映されるかもですよ。 ただ人の心の深いところなんて、自分のことでもそうそう簡単に理解できっこないはずですので、 夢の意味も訳分からんのが普通で、あまりさくさく分かりすぎてもそれは違うかもです。 夢は続きみられなくても、同じテーマで別バージョンとか、変形とか色々みられるかもしれませんよ。 まあ、素人の心理学聞きかじりということで、参考程度にされてください。 775 :通行人 :2008/05/10(土) 23 30 38 ID 7n5Qh7Kf0 773 薄緑さん、了解です。用事を済ませて1-2時間後に戻ってきます。 776 :薄緑 :2008/05/10(土) 23 37 19 ID Mr/NOjxFO 718 守護霊様は少しご機嫌でしたので、近付いている事は確かなようです(笑)。 私の印象では、脳波が変わる瞬間にあなたが恐怖を少し感じてしまったかなという感じです。 あなたにもお部屋にも、悪いものはいませんので、日をあけて再度挑戦してみて下さい。 リラックスが良いです。 721 あなたの守護霊から、ゆっくりとならいいですよと許可が出ています。 まずは守護霊だけを見ると思いながら頑張って下さい。 あなた自身、少し明るくなられた様子。嬉しいです。 777 :薄緑 :2008/05/10(土) 23 54 48 ID Mr/NOjxFO 731ベリーさん お部屋の方々、だいぶ減っていました。残りの方も今日皆さんお帰りになりましたので、お部屋綺麗です。 念のため週明けまではお待ちいただきたいです。その間あなた自身の体調をもう少し整えると良いです。 また人の気配を感じた時はすぐに言って下さい。 778 :薄緑 :2008/05/10(土) 23 58 06 ID Mr/NOjxFO 732 心霊サイトや番組がお好きですか?今のあなたの状態ではこの方法を行う事は難しいですね。 何か心当たりはありませんか? 779 :本当にあった怖い名無し :2008/05/11(日) 00 10 36 ID 4ZvdtLyY0 最近守護霊との対話に挑戦している者ですが、リラックスして脳波が 変わったと思う前に寝てしまいます(笑)もう少し粘ってみます。知り合いの方に 霊視してもらって守護霊のことは少し聞いているので確認してみたいです。 780 :たけし :2008/05/11(日) 00 12 14 ID 93yT2VyY0 774 何かのメッセージを示している可能性があるという事ですね。 ちょっと考えてみます。 薄緑さん 一人ぼっちで部屋の電気暗くして 心霊サイト見るのすきです。よろしくないですかね? やっぱり。 781 :薄緑 :2008/05/11(日) 00 16 44 ID m2arJv/uO 734くまさん あなたとお部屋を拝見しました。お部屋は湿気がないと私には明るく見えるようです。 あなたのお部屋は明るかったです。本か雑誌がお好き?でも本棚は見当たりませんでした(笑)。 頑張って下さい。 738 一応、あなたとお部屋を拝見いたしました。悪いものはついていません。 あなたの守護霊は少しご機嫌なので、やはりあなたはすでに守護霊を少し感じられている様子。 是非頑張って下さい。 740 あなたがつながったのは、守護霊単体ではなく、もっと大きな存在の様子。 もちろんどちらも自分の高次の存在なので間違ってはいません。 ただ、高次の存在と意志疎通をするには、この方法を用いながら、かなりクリアに意識を保つ必要があります。 あなたが眠ってしまったのはそのため。守護霊お一人との対話なら、あなたはすぐにできると思います。 そんな違いを少し意識して次回頑張ってみて下さい。 782 :薄緑 :2008/05/11(日) 00 26 29 ID m2arJv/uO 745 お部屋に数名、生きてない方がいらっしゃいます。この方法は試さないで下さい。 何かお心当たりはありますか? 748齋藤さん 2日に1回くらいなら…できれば3日に1回が理想でしょうが(笑)。 確かに、正しい守護霊とお話できると、とても楽しいです。 ついついやりたくなる気持ちはとても良くわかるんです。でも気をつけて下さいね。 783 :薄緑 :2008/05/11(日) 00 56 21 ID m2arJv/uO 749レッド・ジャスパーさん あなたがご覧になったオーラの件は、私にはまだ理解できない部分のようです。 何かイメージをいただきましたが、私の中で理解不能…orzメッセージをお伝えできずすみません。 あなた自身のオーラは濃い青~紫のよう。とても霊性のお高い方なのですね。 過去世は割とリーダーシップ的な存在感を感じる方です。 エジプトのイメージですが、晴天の夜にピラミッドの前で祈る男性と、 大きな像の前で祈る男性を見ました。同一人物、神官のような中年の方です。 この方が、守護霊の前世なのかあなた自身の前世なのか、どうしてもわからなかったです。 一点、お部屋に霊力を持った方(悪い霊ではないと思いますが、生きてはいません)がいらっしゃいます。 エジプトの男性はこの方の前世の可能性が一番高そうです。 この方に何かお心当たりはありますか? 784 :378 :2008/05/11(日) 00 59 39 ID Fst1vHsY0 薄緑さん レスをいただいただけでなく部屋と私まで見ていただいたとのこと有難うございます。 レスを拝見した時に思わず「部屋の掃除しておけば良かった」と慌ててしまいました。 良くないものもついてなく、更に、守護霊様も御機嫌とのことなので これからも頑張りたいと思います!本当に有難うございました! 785 :ベリー :2008/05/11(日) 01 02 09 ID mow2i3Jo0 777です。 薄緑さん、本当にありがとうございます。( _;) 感謝の気持ちでいっぱいです...。 今お部屋、とっても空気が軽くて居心地が善くって...。 数ヶ月前から、前の職場の人間関係に嫌気がさして退職して その後、私が退職する原因になった先輩を恨みました。 それから、おかしくなりました。 私は鬱病になり、夜中に怖いサイトを何故か見ていました。 このときの私のマイナス思考と、善くない心の隙に彼等は入ってきた気がします。 786 :薄緑 :2008/05/11(日) 01 02 21 ID m2arJv/uO 751 何やらご先祖様がたくさん集まって笑っていらっしゃいます。正しい方を見ていますね。 男女比、人数もドンピシャリ。服装は、全身タイツではありませんでしたが(笑)。 そのご先祖様達以外に守護霊がいます。次回は是非守護霊様を意識してみて下さい。 787 :ベリー :2008/05/11(日) 01 05 30 ID mow2i3Jo0 つづきです。 私は、反省しました。 人の念と言うか、想いはすごいものなのだと。 おそらく、マイナスの念を相手に飛ばしていたんだと思います。 薄緑さん、落ち着いたら守護霊様に会います。 また、レスさせてください。 無理なさらないで、お身体を大事にしてくださいね☆ ありがとうございます。 788 :732 :2008/05/11(日) 01 07 56 ID Fx/mCEao0 778 . 732です。レス有難うございます! そうですね…家族でいるときにテレビで特集など やっていれば見るくらいでしょうか。 心霊系は夜怖くて寝れなくなるので余り見ませんが 猟奇殺人者の特集番組や行方不明者捜索なんかの番組なんかは 面白くてよく見ます。心霊よりサイコ系やグロに興味を持つ派です… それらが悪いのでしょうか? 守護霊さんにお会いしてみたかったので残念です(´・ω・`) 789 :本当にあった怖い名無し :2008/05/11(日) 01 09 07 ID H/tTgbzYO 薄緑さん 見て頂いてありがとうございます! 先祖の方々でしたか!(笑) なんか安心しました。謎のコーラスグループなどと言って すみませんでした(笑) 薄緑さんは人の役にたつ能力を持ち それを正しく使う 素晴らしい方ですね。恐れ入りました。また お願い致します! 790 :本当にあった怖い名無し :2008/05/11(日) 01 17 47 ID 0fSzsuNdO 初めまして。 この方法に興味があるのですが、行っても大丈夫でしょうか? 以前一度やった時には上が金色のような着物、下が紺か黒の袴?の侍のような男性と白い竜のようなものが見えました。 791 :薄緑 :2008/05/11(日) 01 19 51 ID m2arJv/uO 753 これは私の考えですが、皆さんのお部屋を拝見すると、 お部屋の状況がその人の心の状況と一致する場合が多いようです。 どちらかを変えるともう一方にも影響を与える、そんなイメージが私の中にありますね。 ご自身の健康のためにも、是非お部屋を綺麗にしてみて下さい。 それで数日経っても人の気配が消えない場合は、再度私に言って下さい。 霊は悪い方や怖い方ばかりではありません。が、放っておく事が良い訳でもありません。 792 :738 :2008/05/11(日) 01 24 41 ID Fst1vHsY0 784に書込んだ 738です。 名前欄を間違えました378ではなく738が正解です。 申し訳ありませんです。 793 :通行人 :2008/05/11(日) 01 38 13 ID A7U94W1P0 725さん、 以前潜在意識系のスレなどを見て「ハイアーセルフと対話」をやってみたのですが、 「着流しのくたびれたオッサン」が見えました。くたびれとるwwww ワロタw でも、ずばりそれはハイヤーセルフとは違うでしょう。 私自身、ついこの間友人の守護霊さんがご挨拶にこられたのを、 この人がハイヤーセルフだったらいいな、、、と誤った見解を持ったわけですが、 「ハイヤーセルフ」って、「なにも足さない、なにも引かない」(ウイスキーではない) ある意味完璧な存在ですよ。例えば、手塚治虫の漫画に出てくる火の鳥(宇宙の真理そのものみたいな象徴)のような。 くたびれたオッサンはむしろあなたのオルターエゴ(もうひとつの自我)ですかね。 浮き世の雑事でお疲れのようですな。でもちゃんと客観視できているところが良いと思います。 以上、ただの直感コメントです。 守護霊さんについて、今から聞いてきますので少々お待ちください。 余談ですが、ここ→「関西弁で色々アドバイスやなんかが入ります。(自分は関西人ではない)」、 私と全く同じですな。 ではまた後ほど。 794 :薄緑 :2008/05/11(日) 01 40 11 ID m2arJv/uO 754 私は妹さんタイプなので(笑)、あなたの守護霊様に意見を求めてみました(←ズルいですね)。 守護霊様からのメッセージは綺麗な花一輪でした。 ほのかな香とリラックスがあなたの脳には必要なようですよ。 他にもアドバイス下さる方いましたら、是非よろしくお願い致します。 795 :薄緑 :2008/05/11(日) 01 55 23 ID m2arJv/uO 760Kさん ご報告ありがとうございます。 今までたくさんの霊の重みを背負い続けた分の疲れもあると思います。 ご自身を労って下さい。自分自身にお疲れ様と癒してあげて下さい。 守護霊様は緑(自然)を見るようにと仰っています。 796 :薄緑 :2008/05/11(日) 02 01 32 ID m2arJv/uO 761ぱぴこさん 少し間隔をあけた方が良いですね。 眠りは浅いほうですか? 眠りが浅い方はこの方法を就寝時に行うより、起きた後に行った方が良いかもしれません。 797 :トビ :2008/05/11(日) 02 05 03 ID Yca9vzLm0 742 わざわざありがとうございます! さっそくやってみました。なんだか手が温かいです。 これ送信した後すぐ眠れるといいなあ。 ひとまず眠る体勢に入ってみます^^ 798 :薄緑 :2008/05/11(日) 02 09 52 ID m2arJv/uO 766 2-8を読んでから挑戦してみて下さい。また、他の方々の体験も参考にしてみて下さい。 怖い思いをしたらすぐ中止して私に言って下さい。 799 :通行人 :2008/05/11(日) 02 20 42 ID A7U94W1P0 薄緑さん、 なんだか左脳ばかり働いて、具体的なイメージが来ないようです。 明日の寝起きにします。 725 729さん、 明日の朝にさせてください。お待たせしますがごめんなさいね。 800 :くま :2008/05/11(日) 02 21 39 ID T5vZPf2f0 781 レスありがとうございます。 本棚はあるんですが、中にしまわず床に漫画や教科書が置いてあります。 なので、それをご覧になったのかなと思います。 応援をいただいたので、さっそく夢を覚えているときにやってみたいと思います。 スレ0 レス番1~40 スレ0 レス番41~80 スレ0 レス番81~120 スレ0 レス番121~160 スレ0 レス番161~200 スレ0 レス番201~240 スレ0 レス番241~280 スレ0 レス番281~320 スレ0 レス番321~360 スレ0 レス番361~400 スレ0 レス番401~440 スレ0 レス番441~480 スレ0 レス番481~520 スレ0 レス番521~560 スレ0 レス番561~600 スレ0 レス番601~640 スレ0 レス番641~680 スレ0 レス番681~720 スレ0 レス番721~760 スレ0 レス番761~800 スレ0 レス番801~840 スレ0 レス番841~880 スレ0 レス番881~920 スレ0 レス番921~960 スレ0 レス番961~1000
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【検索用 100ねんこのあなたへ 登録タグ VOCALOID その他の文字 なっとくP 初音ミク 曲 曲他】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:なっとくP 作曲:なっとくP 編曲:なっとくP 絵:なっとくP 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『100年後のあなたへ』(100ねんごのあなたへ) 歌詞 今 何年ですか どこに住んでますか 森は何色ですか 空は何色ですか 今日は2025年の 12月の10日です ここは京都の海沿いの 北の北の端です いつもの冷凍食品は 50年分あるけど ひとの手料理が恋しくて 2年ぶりに外へ出ました 家はつぶれてました 学校も壊れてました 森は焼けてました 空も燃えてました 明日もう1日だけ 外に出てみます 父とよく行った海へ このテープを流します 今 何年ですか どこに住んでますか 森は何色ですか 空は何色ですか 家族はいますか 友達はいますか 笑ってますか 笑ってますか コメント ボカロで泣いたのは2作目だ・・・ -- 名無しさん (2009-11-14 17 24 38) コメも泣けた… -- 名無しさん (2010-02-26 20 25 13) KAITOが歌ってるのもありますよね。これは泣けました…。 -- 名無しさん (2011-01-13 18 10 47) これは久々に泣いた -- 名無しさん (2011-07-31 05 59 04) え、これ殿堂入りしてないの?こんなにいい曲なのに? -- 名無しさん (2011-07-31 07 37 06) 今まで聞いたボカロ曲の中でもこれ程本気で泣かされた事はなかなかないです… -- 名無しさん (2011-08-10 02 38 54) 話がリアルすぎて怖くなったのは私だけ? -- 名無しさん (2011-08-10 08 10 59) Cold Sleep?的な世紀末の情景が・・・。でも西洋建築なら築1000年は珍しくないし、案外建物だけは残っているかも。画像とテーマが暗いけど、シビアさではかなり真面目な歌詞。 -- nyoho (2012-03-09 02 41 28) 100年後なんてww自分生きてねぇよww コメント少なすぎワラタww -- 名無しさん (2012-03-22 16 52 06) やばい、泣ける。マジすごい。 -- 名無しさん (2012-08-14 21 26 48) まだ聞いてないけどタイトルからしてネ申曲!! -- アリス スクリュー? (2012-11-29 17 58 47) 2か月ぐらい前にこの歌聞いてリアルすぎてマジ泣きして家族が「病院!救急車よんで!」っていっていたの今でも思い出します。 -- 竜堂ルナ (2016-03-17 21 11 22) 名前 コメント
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あなたへの手紙◆yvUxRPre9c ここはG-7の駅、電車をホームから続く通路は何者かによって破壊されている。 何か戦闘があったのか、それとも心無い破壊者によって破壊されたのか 4人はその真実がどんなものかを知らないがまだいるかもしれない破壊者に警戒 しながらホームから駅舎の方へと向かっていった。 夜が明ける前に、電車に乗り遅れそうになった橘あすかがホームまでショートカットするために 破壊したなど4人は知る由も無い。 駅舎についた4人はまずこの駅を簡単に探索してみようと沙都子が提案をしたので 4人は簡単に駅構内を探索することにした。 人の気配はしないものの戦った痕跡はあるので、誰が破壊したのかという事が分かれば御の字 と考えており他の3人も快諾してくれた。 所々に誰かが調べた跡が見つかったものの1階の駅員室や倉庫を調べてもめぼしい物は見つからない そして一行はまだ見ていない2階へと向かい階段の前にある部屋の扉を開けた。 一番手に入ったグラハムは扉の中を見るや否や 「来るな!!!」 突然のグラハムの警告に気を取られながらもすぐ後ろにいた沙都子は部屋の中に目を向けてしまった。 「一体なにがありまし……ひっっ!!」 部屋の中は他の部屋とは比べ物にならないほど荒れ果てており場所によっては抉り取られたような痕跡すら伺える。 もっとも、グラハムが警告した一番の理由、それは誰のものとも知らない上半身を失い大量の血が湧き出ていた。 亡骸が地べたに転がっていたからである。 「悲しい…とても悲しい話をしよう、扉を開けたら何者かの死体が見るも無残なな状態で放置されていた。 流石の俺も引いてしまうほどに悲惨な状態で、それを年端のいかない子どもの目の前に出してしまった。 こんなもの、子どもに見せるもんじゃない命の恩人Aの友達だからとかそれ以前の問題だろ!! いくら俺にもそれくらいの常識ってもんがあるだろう。。。それなのに俺はなんてことをああ悲しい、悲しい だからおっさん!せめてそこのアルルゥって子どもに部屋の様子をみせるな!」 すると、いわれるまでもないといった態度でアルルゥに部屋の中を見せまいとライダーはアルルゥを 連れてまだ探索をしていない3階へと向かっていった。 もっとも例え死体を見なくとも血の匂い、死体や血の匂いといった不快感は目に見なくても現場の不快感を想像するのは難しいことではないだろう。 実際に後ろに沙都子がいながら、血の臭いがする迂闊に扉を開けてしまったグラハムの失態なのかもしれない ただこんな殺し合いの舞台であってもあそこまで酷い状態になることは滅多に無いといっていいだろう。 一方の沙都子は最初に見た吉良吉影の死体に驚いて顔を歪めていたが一緒に転がっている小さな人形の足に気付いて ふと我に返る。足しか見つからないがどこかで見覚えのある足に沙都子はある可能性に気づいていた。それはこの殺し合いの会場につれて来られてすぐにであった 翠星石の双子の姉妹である蒼星石の亡骸であることを。 「これって」 翠星石の話に出てきたローゼンメイデンの名前は4人、によるとこの会場に来ているローゼンメイデンは翠星石さんを含めて4体連れて来られて うち、真紅と水銀燈の名前は呼ばれていない以上は蒼星石の足だというのは容易に想像できることかもしれないが、 もっとも前回の放送から少し時間が空いてしまったため真紅か水銀燈のどちらかが既に殺されている可能性やどちらかがこの死体だった人物と共に行動しており かろうじて助かった可能性もあるのだが既に放送で名前が呼ばれている蒼星石の足と見ていいだろう。沙都子はそう直感した。 「翠星石さんの大切な人がここで……」 ここに飛ばされて錯乱していた沙都子を何だかんだいいいつつも励ましてくれた翠星石にとっての大切な家族の亡骸の一部がここにある、 沙都子は手を合わせて祈るような格好をして心のどこかで願っていた、せめて天国で二人が仲良くしてくれるように そっと神様に願っていた。 ○ 「ふむ、変なものは特に無い……か。」 ライダーとアルルゥは3階の探索を始めていた、ただ待ち呆けている必要もないと言うことであったが とくにめぼしい発見は得られなかった。 強いて目に付いたことといえばこの建物の避難経路図といったところか、 やれやれと思いふとアルルゥの方を見てみると窓から外の様子を覗いていた。 ここから北へ向かれた窓から見えるものといえば湖、あるいはキャンプ場といったところか…… 「フム、ハクオロの言っていた最後の家族か……。」 名前も聞いたことの無い国、トゥスクルの王であるハクオロの家族、ハクオロの話によるとここに連れてこられた家族は アルルゥを除き既に皆放送で呼ばれているらしい。そしてもし見つけたら保護をしてほしいと頼まれていた。 だが、そのハクオロも先程の放送で既に名前を呼ばれている。そして何の縁か今は自分の目の前にいる。 まぁよいわ、他の仲間と同様に見極めるとするか、この子どもにも何かあるやもしれん、 何よりハクオロとの約束もあるし後で同盟に勧誘するのもいいだろう、 無論北条沙都子にしても同じことが言える。 サーヴァントの神秘のような特異な力は無いにしても この惨劇の中を生き抜くだけの力があるのだから。 そんなことを考えてるとアルルゥの目の前に何か小さな影が通り過ぎた。 小さな、影の主が3階の窓のすぐそばにやってきた。 ○ 「悲しい、悲しい話をしよう、俺は不自然な扉を見つけたんだ、だから何かあるんじゃないかと 決して見つけた手柄を自慢したかったわけじゃない、ただ、調べてきただけだ、 そしたら地面の下にも駅があるのではないか、だがそれだけだ、電車も来やしないし なによりただ開いていた扉に入っただけで自分の活躍にしようとしてたんだ、どんな小さな人間なんだ 結局なんの発見も出来てないのと同じだああ悲しい」 「そんなこと無いですわ、地図には載ってないこの地下鉄を見つけたことだけでも 大発見ですのに行き先まで分かってしまったのですから」 部屋を出た二人は開いていた扉から地下への階段を見つけて降りて行き地下鉄のホームを見つけたのであった。 しかしだからどうしたと鬱になんとかグラハムをなだめたところで沙都子は周囲を見回す [廃坑 ← G-7駅 →D-4駅] とかかれた駅の看板があり、地図と照らし合わせて だいたいのトンネルの位置は見当が付いた。 元の地図に載ってないこの地下鉄はこの殺し合いの参加者には知られてはいないであろう。 つまり他の参加者には無いアドバンテージを手に入れたのかもしれないのだ。 ひょっとしたら何かしらの逃げ道にでも仕えるかもしれないのだから十分大発見といって良いだろう。 そんな説得をしてグラハムを宥めた沙都子であったが地図にも無い秘密の地下鉄など 何か意味があるのかと考えていた、きっと何かしらの理由があるはずである。 そうでなければこんな大掛かりなトンネルを地図に載せない理由など無いのだから 何故かは分からないがわざわざ隠す何かしらの理由があることをトラップマスターとしての勘がそう告げていた。 「あと、気になるとしたら、こちらの看板でしょうか」 「どうしたんだ命の恩人Aの友人?」 妙な名前を付けられてガクッっと来たが沙都子は説明を続ける 「この看板一体何を言いたいのかさっぱり分かりませんわ」 ホームのベンチのすぐ横にある看板にはガッチリした体格の男性の絵で 『おとなはうそつきではないのです。まちがいをするだけなのです…。』 と書かれていた、何かのヒントにも見えないし広告や宣伝の類にも見えない。 ただ、男性が遊園地で出会った東方仗助とどこか雰囲気が似ているような気もするのだが… 「そう言われればそうかもしれないな、確かに看板ならば誰かに伝えなければ 意味が無いはずだそれなのにこんなものをどうして作ったのか それなのにどうして俺はそんなことに気づかなかったのだろうか ああ、悲しい、悲しいではないか」 そういって両手を看板にたたきつけようとしたが、グラハムの腕は当たるはずの看板をするりとすり抜けて しまった。その様子を二人は見逃さなかった。もっともグラハムは腕が当たるの思っていたせいか バランスを崩して看板の方に体を持っていかれて全身が看板の中に入り込んでしまった。 「グ、グラハムさん!!」 慌てて追いかけるように看板に飛び込む沙都子、本来ならばすぐに飛び込むべきではなかったのかもしれない ライダーさんとアルルゥさんを呼んだうえで飛び込むべきだったのかもしれない しかし後悔先に立たずとはよく言ったものだ、グラハムを追いかけて看板の中に飛び込んでしまった。 看板を抜けた先には薄暗い小さな部屋があった。 どういう仕組みだかは分からないが単純に隠し部屋と見ていいだろう。 「グラハムさん……ここって…」 「おお命の恩人Aの友人よお前も来たのか、だが俺も判らない物は分からない そんなものを答えられるか、分かることはただひとーつ!!部屋の中心の台座に 何か不思議なものが置いてあることのみだそれしか分からん」 とにかく台座においてあるものを確認してみようと台座を覗く、 そこに置いてあったもの 「これは……フィルム?」 沙都子自身映画に詳しいとは言えないであろう。 雛見沢に映画館はないしそもそも映画館の映写室など 簡単には入れる所ではないのだから 『始まり。』ただそう書かれていた不思議な円盤形の黒い物体 この形から沙都子が連想したもの、それは 「これ、映画を見るためのフィルムでは無いでしょうか?」 沙都子は映画用のフイルムなどTVで見たことは無いが他に心当たりが無かったのだ そしてもう一つ、この駅が映画館と目と鼻の先にあるので連想したのかもしれない ついさっきまで地図で地下鉄のルートを推測してすぐ近くにある映画館を 意識してしまったのかもしれないがこれを映画館にもって行けば何かしらの 中身が見えるかもしれないと考えてこの『フィルム』を持っていくことにした。 どっちにしても今のままだと映画館に向かう予定もあるのでそのときに調べればいいだろう もともとこんなところに置きっぱなしにしてても意味の無いことであろうし 沙都子は置いてあった『フィルム』をディパックに入れて元のホームに出た地上へと引き返していった。 ○ 「クルックー」 「鳥?…」 謎の鳴き声が聞こえて2人は階段から外を覗き込むと 「あっ、ねーねー」 「おお、お主たちそんなところにおったのか」 丁度2階から降りてくるライダーとアルルゥそしてアルルゥの肩に泊まる白い鳥の姿あった。 「あ、アルルゥさんその鳥は一体何なんですの?」 沙都子がそっとたずねる 「ん~とね、飛んできた」 「はっ?」 飛んできたことは飛んで来たで間違いは無いだろうが一体何故鳥がアルルゥの所に いるのか、そっちのが二人は気になっていた。 「いやいや、嘘ではないぞ、 アルルゥの奴が窓から外を見上げてると突然こいつがやってきたんだがのう。」 「おっさんお前には聞いてない」 何で飛んできたのかは分からないがまあアルルゥに危険を感じなかった、 ということで2人は納得した、アルルゥになついたことよりも 他に動物のいないこんな所に白い鳩がいたことの方が気になる問題であった。 「ところでお主たち下には何があったんじゃ?」 そういわれて沙都子は下にあった地下鉄そして映画館で使うフィルムのようなものを 取り出し、地下鉄の行き先とともに自分なりの説明を二人に説明した。 「えい…が?」 「ええ、おそらくは、ギラーミンが置いた意図が何かあるはずですわ おそらくは映画館に行けば中身が見えるはずです。」 「それと地下鉄なんですけれども、D-4方面と廃坑方面に進んでいるみたいでしたわ」 「川の……近く…?」 「そうか」 そう言われてライダーは地図と照らし合わせながら地下鉄の位置を確認する。 廃坑、もしレナ達が順調にすすんでいたのなら丁度この辺りだろうか そしてここの地下駅には炭鉱への1本道があり アルルゥにはなついた鳩が一羽いる。 「のう、アルルゥ、余にその鳩を貸してもらえんか?」 「えっ?」 今であったばかりの鳩を貸してほしいとライダーに頼まれたことに驚く 「ライダーさん、一体鳩をどうするつもりなんですの?」 「うむ、余の仲間が今廃坑のあたりにいるはずなんだが、 こうして御主達がここにいることを知らせておきたいからな」 「ん?」 アルルゥが首をかしげる 「それでその鳩を伝書鳩代わりに遣えるとおもってだな。 レナにしても沙都子が余と共に行動していることを教えておいたほうが 向こうも何かと気が楽になるとおもってな」 確かにそのとおりである。ライダーやグラハムもレナが仲間に会いたがっていたのは よく分かっているしそれは劇場で再会をした古手梨花にとっても同じだろう。 沙都子にしてもレナ達との合流の話は既にライダーから聞いているし なにより心配している友達と連絡を取れるのならば一刻も早く連絡を取り再会したい気持ちがあった。 伝書鳩、そのための連絡手段としてライダーが考え付いた方法である。 「なにより獣医師であればこやつと会話も出来るやもしれんしな」 「アルルゥさん私からもお願いしますわ勝手なことかも知れませんが 梨花達に私が無事であることを伝えたいんです。」 「わかった………出来る?」 鳩のほうを向いてアルルゥと目を向き合う出来るかどうかを問いただすために 鳩と目を向き合いながら何かを伝えようとしているのか 目を向けている。 鳩は何かを納得したように頷く アルルゥの様子からも恐らくはこっちの願いは通じたのだろうか 笑顔からその様子が伺える。 「これでよし!っですわね」 鳩の足に小さな手紙を結わえ付けて4人は地下鉄のホームへ向かう。 手紙には“征服王とレンチの男、命の恩人Aの友人と仮面の男の探し人と共に行かん”と 書かれていた。これならばレナ達に沙都子がいること、そしてグラハムと無事に合流できたことが わかるだろう、それに劇場で仮面の男ことハクオロがアルルゥを探していることは既に言ってある。 ハクオロ曰く他の家族もここに連れてこられたらしい、だが、ハクオロを含めてアルルゥ以外は 全員死んでしまったが、だがその仲間の意思を継いだ者がいたらどうだろうか こんなところにいるのなら仲間に子どもであるアルルゥを守ってほしいと託すことが多くなるのではないか、 だからこそ4人がいることを手紙に乗せることにした。 「それじゃあ、お願い」 そうアルルゥが頼むと鳩は羽ばたき暗闇へと進んでいった。 「でもライダーさん、確か伝書鳩というのは帰巣本能を利用したものだと聞いたことがありますわ それにトンネル内は暗くなっているので鳥目には厳しいものがあるのではありませんか?」 階段を昇る沙都子がふと思い出すように質問する。 確かに伝書鳩など一朝一夕で出来るものでは無い、でもアルルゥは 「大丈夫、あのこなら大丈夫だからねーねーも信じる」 自信を持って声を上げる。出会ったばっかりだけど信じたい かつて村を襲ったムティカパをおと~さん達が退治した時にその子どもを村人を 襲わないと信じたように今回も信じたい。 「確かにあの鳩に出した注文は無茶苦茶かもしれない、ああそうだ、それは間違いない だがそれだけの期待があるということだ、俺も信じる俺も信じるぞ 信じればいつかきっと願いがかなう、いやそんなにうまくはいかない 調子に乗るときっとどっかで失敗して……だめだだめだ弱気な発言なんかして はいけないのに何て事を言ってるんだああ、悲しい…悲しい」 「まあやってみないと分からんよ、でもまあ だいじょうぶであろう、心配などいらんわい」 「確かにもう行ってしまった以上はくよくよしてても仕方ないですわね そんなことより、早く映画館まで行きましょう、このフィルムの中身が 分かるかもしれませんから」 そういい残して4人は駅を後にして再び進みだした 果たして4人の出した手紙は無事にレナ達に届くのか そして無事に再会することは出来るのか 今はまだ分からないが……。 【G-7駅前 /一日目 夜】 【北条沙都子@ひぐらしのなく頃に】 [状態]:健康、L3、深い悲しみ [装備]:レッドのニョロ@ポケットモンスターSPECIAL、 [道具]:支給品一式×2<沙都子、翠星石>、グラン・メテオ@ポケットモンスターSPECIAL、 翠星石のローザミスティカ@ローゼンメイデン、翠星石の亡骸首輪つき、 蒼星石の足@ローゼンメイデン 雛苺のローザミスティカ@ローゼンメイデン、オープニングの映像資料@○ロワオリジナル カビゴンのモンスターボール@ポケットモンスターSPECIAL、ゴローニャのモンスターボール@ポケットモンスターSPECIAL [思考・状況] 1:絶対にアルルゥを守り抜く。 2:ライダーとグラハムについていって、部活メンバーの生き残りと合流する。 3:真紅にローザミスティカを届ける。水銀燈には渡さない。 4:鳩に付けた手紙が無事に梨花達に届きますように。 ※参戦時期は具体的には不定。ただし、詩音を『ねーねー』と呼ぶほどに和解しています。『皆殺し編』の救出以降ではありません。 ※名簿は確認したようです。 ※雛見沢症候群の進度は具体的には不明。L5まで進行した場合、極度の疑心暗鬼と曲解傾向、事実を間違って認識し続ける、などの症状が現れます。 説得による鎮静は難しいですが不可能ではありません。治療薬があれば鎮静は可能ですが、この場にあるかどうかは不明です。 ※真紅、蒼星石、水銀燈に関しては名前しか知りません。 ※アルルゥの名を仗助から聞きましたが、アルルゥの家族の詳細についてはまだ把握していません(エルルゥ=姉のみ把握しました) ※ゼロと情報交換しましたが、どこまで教えられたかは不明です。 ※映画館に行けばDISCの中身を見ることが出来ると思っています。 ※地下道には何かがあるのではと考えています。 【アルルゥ@うたわれるもの】 [状態]睡眠、深い悲しみ、ダメージ(小) [装備]無し [道具]支給品×2<アルルゥ、仗助>、 不明支給品(0~1)<仗助> 、ひらりマント、トウカの刀@うたわれるもの [思考・状況] 1:もう誰とも別れたくない 2:鳩……… ※ここが危険な場所である事はなんとなく理解しましたがまだ正確な事態は掴めていません。 ※放送の内容を理解しました。エルルゥ達の死も認識しています。 ※鳩が飛んできてアルルゥに懐いています。 【チーム名:○同盟ライダー組】 1:主催者の打倒。 2:E-2駅からG-7駅に向かい、映画館、消防署、モールを訪れ21時までにB-4民家へ向かう。禁止エリアの場合H-4、G-4へ。 2:サカキ、ミュウツー、片目の男(カズマ)、赤髪の男(クレア)、リヴィオ、ラッド、電気の少女(美琴)を警戒。 クレアという女性、佐山、小鳥遊、アルルゥ、ヴァッシュを信用。アーチャーはやや信用。 ハクオロも一応信用。 真紅は情報不足で保留。 【ライダー(征服王イスカンダル)@Fate/Zero】 [状態]:魔力消費(中)、疲労(中)、腹部にダメージ(大)、全身に傷(小)および火傷(小) 腕に○印 [装備]:包帯、象剣ファンクフリード@ONE PIECE、 [道具]:基本支給品一式×3 、無毀なる湖光@Fate/Zero イリアス英語版、各作品世界の地図、ウシウシの実・野牛(モデル・バイソン)@ワンピース、 探知機、エレンディラのスーツケース(残弾90%)@トライガン・マキシマム ヤマハV-MAX@Fate/zero [思考・状況] 0:ここから予定通り進むか地下鉄で廃坑に行くか判断。 1:アーチャーより先にバトルロワイアルで自らの軍勢で優勝。 2:首輪を外すための手段を模索する。 3:北条沙都子とアルルゥを守る。 4:サーヴァントの宝具を集めて戦力にする。 5:有望な強者がいたら部下に勧誘する。 【備考】 ※原作ギルガメッシュ戦後よりの参戦です。 ※臣下を引きつれ優勝しギラーミンと戦い勝利しようと考えています。 本当にライダーと臣下達のみ残った場合ギラーミンがそれを認めるかは不明です。 ※レッド・レナ・チョッパー・グラハムの力を見極め改めて臣下にしようとしています。 ※『○』同盟の仲間の情報を聞きました。 ※自分は既に受肉させられているのではと考えています。 ※ブケファラス召喚には制限でいつもより魔力を消費します ※北条沙都子、アルルゥもまずは同盟に勧誘して、見極めようとしています。 ※現在の魔力残量では『王の軍勢』をあと一度しか発動できません ※別世界から呼ばれたということを信じました。 ※会場のループを知りました。 【グラハム・スペクター@BACCANO!】 [状態] 疲労(中) ダメージ(中) 青いツナギ姿(いくらか傷) 腕に○印 [装備] 包帯 小型レンチ スモーカー大佐の十手@ONE PIECE [道具] 支給品一式、(一食分、水1/10消費。うち磁石は破損)、スペアポケット@ドラえもん、かぁいい服 海楼石の網@ONEPIECE、クリストファー・シャルドレードのデイパック [思考・状況] 1 当面は他のメンバーとの合流を目指す。 2 北条沙都子とアルルゥは守り抜く。 3 ウソップやレッドを殺した者を壊す。 4 イスカンダルに敵意。 5 殺し合い自体壊す 6 ラッドの兄貴と合流、交渉。兄貴がギラーミンを決定的に壊す! 7 イスカンダルの勧誘は断固拒否。 ※レッドたちがクレアを信用していることを知りません。 ※『○』同盟の仲間の情報を聞きました。 ※ライダーからの伝聞により劇場での顛末を知りました。 ※クリストファー・シャルドレードのデイパックは、便宜的にグラハムが預かっています。 中身……大きめの首輪<ドラえもん>、基本支給品一式<エルルゥ>、マスケット銃用の弾丸50発 アミウダケ@ワンピース 、サカキのスピアー@ポケットモンスターSPECIAL 庭師の如雨露@ローゼンメイデン、グロック17@BLACK LAGOON(残弾0/17、予備弾薬15) 悟史の金属バット@ひぐらしのなく頃に 【支給品解説】 鳩@ワンピース 蒼星石が天候棒の練習中にファイン・テンポで飛び出した2羽の鳩のうちの1羽 なぜかアルルゥになついています。 現在地下鉄のトンネルを通り廃坑へ向けて飛んでいます。 オープニングの映像資料@○ロワオリジナル 今回開かれている惨劇の開始時に 参加者の集まったホールの映像が入ったフィルムで 映画館に行けば見ることが出来ます。 どこから撮っているか、誰が撮っているかは不明 またミュウツーとギラーミンの取引の所は 何らかの細工がされている可能性もあります。 時系列順で読む Back 忘れてはならないもう一人 Next 罪と罰(前編) 投下順で読む Back 裏表トリーズナーズ(前編) Next 三つの湖 Side-A Back Next 歩くような速さで グラハム・スペクター すくわれぬもの(You can not save me) 歩くような速さで ライダー(征服王イスカンダル) すくわれぬもの(You can not save me) 歩くような速さで 北条沙都子 すくわれぬもの(You can not save me) 歩くような速さで アルルゥ すくわれぬもの(You can not save me)